KAMONOHASHI 2.xのバージョンアップ
バージョンアップ
バージョン2.0.0以降の手順になります。バージョン1.xの場合は以前のバージョンから確認してください
KAMONOHASHI Webアプリのみのバージョンアップ
デプロイツールの準備を実施後に次を実施してください
cd /var/lib/kamonohashi/deploy-tools
git fetch --tags
git checkout tags/<デプロイツールバージョン>
./deploy-kamonohashi.sh update app
- デプロイツールバージョンは<アプリのバージョン>.<デプロイツールリビジョン>となってます
デプロイツールリビジョン>アプリのバージョン>
- デプロイツールバージョンが2.0.0.nの場合、アプリバージョン2.0.0をデプロイするツールのn番目のリビジョンです
- 古いアプリバージョンに戻す場合はバージョンダウンを確認してください
k8sなども含めたインフラ全体のバージョンアップ
現在デプロイツールでは古いバージョンのアンインストールと新しいバージョンのインストールによるアップグレードのみ可能です。 それは次を考慮しているためです。
- k8sを2マイナーバージョン以上アップデートできる
- マシンの移行も同じ方法でサポートできる
- cordonとuncordonによる無停止アップグレードは、ディープラーニングの動いているシステムでは難しい
- ディープラーニングジョブがノードからはけるのに数日かかることからクラスタ全体のアップグレードでは数週間が必要になるためです
インフラ全体のバージョンアップ手順は次になります
- 古いバージョンのデプロイツールでアンインストールを実行
- 詳細はアンインストールの項目を参照
./deploy-kamonohashi.sh clean all
* 新しいバージョンのデプロイツールでインストールを実行
- 詳細はインストールの項目を参照
- パスワードは初期構築時と同じものを指定してください
git fetch --tags
git checkout --recurse-submodules tags/<バージョン>
./deploy-kamonohashi.sh deploy all
バージョンダウン
DBの切り戻しを含むバージョンダウン
2.0.0から2.1.0以降へのバージョンアップには、DBのテーブル変更が含まれています。 そのため以前のバージョンに戻す際には、下記手順によりDBの切り戻し作業を実施する必要があります(作業中はKAMONOHASHIのサービスが停止します)。 なおこの作業を行った場合、マイグレーション適用後にのみ存在しているテーブルおよびカラムに格納されていたデータは削除されるため注意してください。
version | Migration | 主な変更 |
---|---|---|
v2.0.0 | 20200319064613_v2.0.0 | v2.x初期状態 |
v2.1.0 | 20200615001935_v2.1.0 | Tensorboard生存期間、ノートブックの実行コマンド、学習へのタグ付け、データセットローカルコピーに関するカラム追加 |
/var/lib/kamonohashi/deploy-tools/rollback/rollback.sh
を実行します。- (v2.1.0からv2.0.0に戻す場合)デプロイされているKAMONOHASHIのバージョンに
2.1.0
、戻したい時点のMigrationファイルに20200319064613_v2.0.0
を入力します。 - DBの切り戻し処理が終了するまで数分間待機します。
- 切り戻し処理終了後、再デプロイ可能なバージョンの一覧が表示されるため、戻したいバージョンを指定します。
- KAMONOHASHIのWEB画面にアクセスし、バージョン情報より、バージョンが戻っていることを確認します。
外部サービスとの互換性
動作を確認した環境は以下の通りです。
KAMONOHASHI | GitLab | MinIO | LDAP | Kubernetes | Ubuntu |
---|---|---|---|---|---|
v2.0.0 | 11.8以降 | RELEASE.2020-03-09T18-26-53Z | version 3 | v1.15.3 | Ubuntu 18.04 |
v1.0.1 ~ v1.1.7 | 11.8以降 | RELEASE.2019-01-23T23-18-58Z | version 3 | v1.12.7,v1.14.1 | ubuntu 16.04 |
v1.0.0 | 11.7以前 | RELEASE.2019-01-23T23-18-58Z | version 3 | v1.12.7 | Ubuntu 16.04 |
v1.0.0では11.8以降のGitLabに対応していませんので注意してください。